A.SPACE gallery では、10月27日～11月30日まで「加賀指物展」を開催致しました。木で家具調度品を作成するのが指物です。前時代的な「手工業」ですから、全国的に職人が減少傾向にあることは想像できることと思いますが、金沢市を中心に石川県には50名近く指物ができる人が生まれています。つくる喜びを知っているからこそ、厳しい世界に飛び込んで来た人達です。今回は、その中でも加賀指物を牽引し、中心となって活躍している方々の展示会です。
A.SPACE gallery 「加賀指物展」に連動してA.SPACE 2F に於いて11月17日（金）19:30-21:00「加賀指物を知る」（ワークショップ）を開催しました。100年、200年使っていくために、まず塊の木の良い部分を選び、製材し、板にしてからもさらに木目を選び、木取りし、製作していきます。この材料を準備するまでの長い過程を理解していただきました。ワークショップでは、針葉樹の吉野杉で「ハガキトレイ」と 広葉樹のくるみやメープルで「一寸の小箱」をつくりました。
