金沢21世紀美術館市民ギャラリーにて11月7日からはじまる「工芸建築」展について。
金沢ではこの数年間、「工芸建築」という話を進めてきました。工芸の現代的展開を考えたときに、「工芸」のこれまでのイメージをいったん分解して自由にさせ、建築と結びつけていけば新しい可能性を展開できるのでは、という考えで始まったものです。
「建築を、ひとつの工芸として考える」。今回は、このテーマに興味を持った工芸作家や建築家をはじめ多彩なプレイヤーが集まって、それぞれの「工芸建築」を形に表現してみる、世界初の「工芸建築」展覧会です。すでに形や作品が定まった「工芸」ではなく、もっと本質的な工芸的な取り組みや美意識、材料・技法に立ち返って、それを建築として現代的に再構築するようなイマジネーションを探っています。また11月17日(金)19時から金沢21世紀美術館内Fusion21にて「工芸建築」展記念トーク、「工芸建築の魅力と可能性について」と題したトークイベントを開催します。金沢らしい伝統と革新の新たな融合を発信することができればと思っています。
趣都金澤 3
石川・金沢 トークリレーバトン
10/25wed.