漆光会(後編)

石川・金沢 トークリレーバトン

10/9mon.

漆芸はいろんな素材でつくられていることをご存知でしょうか?表面に塗られたウルシの下には主に木材(ヒノキ・ケヤキ・竹など)や麻布や和紙、土(珪藻土・砥の粉など)、そして接着にはウルシをはじめ、のり(米粉、小麦粉)なども使用しています。道具材料にしても砥石、研ぎ炭、髪の刷毛、動物の毛筆、鯨のひげ箆、鳥の羽、牙… 挙げればきりがないほどのあらゆる資源を利用してきました。加飾用に金、銀、貝なども使用します。
豊かな自然があってこその漆芸であることを感じざるを得ません。何かと忙しい生活の中にそうした漆芸品でこころを潤してみてはいかがでしょうか。
今回の「百万石ものがたり 工芸の祭典」では金沢中心に見どころ満載ですが、日程にゆとりのある方は能登方面の風情ある海岸線、各地の工房や工芸品に触れ、旬の食に地酒などをゆっくりと五感で満喫するのもおススメです!

漆光会        (後編)

代表

水谷内 修