日本で和紙が広く作られるようになったのは、江戸時代。原料として主に使われていた楮・三椏・雁皮などの植物の靱皮繊維は、しなやかでねばり強く、薄くても丈夫で美しいために、さまざまな成形に向く身近な素材として発展していきました。本展では変幻自在な日本和紙製の実資料約80点を、「衣」「食」「住」「遊」の生活場面のコーナーに分けて紹介します。丹精を込めて生み出された逸品の数々に和紙の造形文化の豊かさを見て頂くとともに、未来につながる和紙の可能性を再考する機会となるでしょう。
主催
(株) LIXIL
「WASHI」展
「修二会紙布」東大寺二月堂で行われる「修二会(しゅにえ)」(お水取り)で練行衆(僧侶)が着用した紙布(かみこ)。所蔵:桂樹舎和紙文庫 撮影:佐治康生
日程 |
12月8日(木)~2017年2月25日(土)予定 |
会場 |
LIXILギャラリー |
時間 |
10:00〜18:00 |
休館日 |
水曜 12月28日(水)〜2017年1月4日(水) |
入場料 |
無料 |
問い合わせ |
電話:03-5250-6530 |
ギャラリー1「WASHI」展 江戸時代の和紙の甲冑や漆椀など珍しい道具を展示
LIXILギャラリーと工芸
1981年銀座に、(株)LIXILの文化活動として開廊したギャラリーは、「建築とデザインとその周辺をめぐる巡回企画展」と「建築・美術展」、そして「やきもの展」の3本を軸に展開をして35周年を迎えます。
これまでの工芸に関するおもなイベント
「文字の博覧会 -旅して集めた“みんぱく”中西コレクション-展」(2016)
「竹中 浩展 -白磁と色絵-」(2016)
「滝口和男展-無題から-」(2016)
「背守- 子どもの魔よけ 展」(2014)
「ブルーノ・タウトの工芸‐ニッポンに遺したデザイン‐展」(2014)
会場
LIXILギャラリー
アクセス
地下鉄銀座線「京橋」駅より徒歩1分、地下鉄有楽町線「銀座一丁目」駅より徒歩3分、都営浅草線「宝町」駅より徒歩3分、JR「有楽町」駅より徒歩7分
〒104-0031 東京都中央区京橋3-6-18