明治時代、細やかな絵付けと精緻な技巧を凝らした佐賀県・有田のやきものは、1873年(明治6)開催のウィーン万国博覧会で公表を博し、その後も絶大な人気を誇りました。巨大な花瓶や再現不可能と言われる細密描写は、当時の職人達の超絶技巧の美の結晶といえます。当時のデザイン画とそれに基づいて製作された作品が並ぶ、大変貴重な機会です。世界を魅了した華麗なる作品の数々から、明治有田の魅力を紹介します。
主催
公益財団法人泉屋博古館 毎日新聞社
共催
港区(平成28年度港区文化プログラム連携事業)
精磁会社《色絵鳳凰花唐草文透彫大香炉》1879(明治12)年~1897(明治30)年頃、個人蔵(写真提供:世界文化社)
監修者
鈴田由紀夫(佐賀県立九州陶磁文化館館長)
コーディネーター
森谷美保(美術史家)
後援
佐賀県、有田町
特別協力
世界文化社
協力
有田ポーセリンパーク、香蘭社、佐賀県立九州陶磁文化館
企画協力
西日本新聞社
助成
芸術文化振興基金
日程
前期 2016年9月24日(土)~10月30日(日)
後期 2016年11月1日(火)~12月4日(日)
休館日
月曜日(祝日の場合は開館、翌日休館)
会場
泉屋博古館分館
時間
10:00〜17:00(閉館は16:30まで)
入場料
一般800円、高校・大学生600円、中学生以下は無料
問い合わせ
電話:03-5777-8600 (ハローダイヤル)
メールアドレス:t-info@sen-oku.or.jp
スペシャルトーク、ゲストトーク、平日のギャラリートークを開催
デザイン画とそれに基づいて製作された作品を共に展示し、当時の職人たちのわざの美に焦点をあてる。
泉屋博古館分館と工芸
住友家が収集した美術品を保存・展示する泉屋博古館(京都・鹿ヶ谷)の分館として、東京・六本木の旧住友別邸跡地に2002年に開館。茶道具、能道具、近代陶磁器などの工芸作品、近代絵画などを所蔵し、関連企画展などを開催。
これまでの工芸に関するおもなイベント
「住友春翠生誕150年記念特別展『バロン住友の美的生活』」(2016年)
「特別展『きものモダニズム』」(2015年)
「特別展『茶の湯釜の美』」(2014年)
「特別展『没後50年 板谷波山』」(2014年)
「特別展『伊万里染付の美 ―図変り大皿の世界』」(2013年)
会場
泉屋博古館分館
アクセス
東京メトロ南北線「六本木一丁目」駅より徒歩5分、日比谷線「神谷町」駅より徒歩10分、銀座線「溜池山王」駅より徒歩10分
〒106-0032 東京都港区六本木1-5-1