古染付は中国明時代の天啓期(1621~1627)を中心に、景徳鎮民窯で焼かれた染付磁器の一群で、「虫喰」と呼ばれる「ほつれ」が見られる粗雑な作りの器ですが、日本人には却ってそれが自然と映り、大変愛されたやきものでした。その器たちには、日本人のあこがれと中国の人たちの願いが反映されています。今展では、石洞美術館の所蔵品を展示し、日本人が愛した古染付の面白さ、楽しさを味わって頂きたいと存じます。
主催
公益財団法人美術工芸振興佐藤基金
日程 |
2016年7月16日(土)〜2017年4月2日(日) |
休館日 |
月曜日(祝日の場合は翌日)、12月19日〜1月6日 |
時間 |
10:00〜17:00(入館は16:30まで) |
入館料 |
一般500円、学生300円
※小学生以下(要引率者)、65歳以上の方、障害者手帳をお持ちの方は無料 |
URL |
http://sekido-museum.jp/ |
問い合わせ |
電話:03-3888-7520 |
チケット売り場にて、このウェブページ、もしくはガイドブックの提示で、入場料100円引
石洞美術館と工芸
当館は、工芸を通しての国際間の文化交流、相互理解の促進、我が国文化の向上を図るために(公財)美術工芸振興佐藤基金によって設立されました。世界各国のやきものを中心に、根来などの漆器、茶の湯釜などの金工作品、ガラス器など約2,000件を収蔵し、工芸に関する展覧会を年3回程度、開催しています。また、当館を運営する美術工芸振興佐藤基金は、毎年、工芸に関する活動に対して助成を行うとともに、若手金工作家奨励のための賞「淡水翁賞」を設けています。
これまでの工芸に関するおもなイベント
「伝統工芸日本金工展」(2016、2014、2012年)
「スペイン陶器展」(2016年)
「沖縄のやきもの展」(2015年)
「マイセン展」(2015、2013年)
「館蔵漆器展―根来と漆絵―」(2013年)など
会場
石洞美術館
アクセス
京成線「千住大橋」駅より徒歩3分
〒120-0038 東京都足立区千住橋戸町23