元和2(1616)年、朝鮮半島より渡来した陶工・李参平は、肥前(現在の佐賀県)の地で磁器の焼成に成功。肥前磁器は「伊万里焼」として、染付や白磁、青磁や色絵へと発展し、17世紀にはヨーロッパへ輸出されるなど隆盛を極めた。本展は、平成10年(1998)に山本正之氏が当館へ寄贈した作品を中心に、17世紀から19世紀までの肥前磁器を概観する。庭園内の茶室では、現代作家の磁器作品を展観する特別催事を開催。約400年におよぶ日本磁器の多彩な魅力が楽しめる。
主催
根津美術館
特別催事「〈現代6作家による〉茶室で見る磁器の現在」
スライドレクチャー:「染付誕生400年」展の展示内容について
これまでの工芸に関するおもなイベント
「コレクション展 中国陶磁勉強会」(2016年)
「コレクション展 鏡の魔力 村上コレクションの古鏡」(2016年)
「コレクション展 松竹梅 新年を寿ぐ吉祥のデザイン」(2016年)
「特別展 動物礼讃 大英博物館から双羊尊がやってきた!」(2015年)
「コレクション展 江戸のダンディズム 刀から印籠まで」(2015年)
会場
根津美術館
アクセス
地下鉄銀座線・半蔵門線・千代田線「表参道」駅より徒歩8分・B4出口より徒歩10分・B3出口より徒歩10分、都バス「渋88渋谷~新橋駅前」行、バス停「南青山6丁目」より徒歩5分
〒107-0062 東京都港区南青山6-5-1