小松市出身の銀行家本陣甚一氏の美術コレクションを所蔵し公開する美術館。現在1024点を所蔵しています。そのうち工芸分野(陶磁器、染織、漆工、金工、木竹工、人形など)は約76%を占め、787点。県内ゆかりの名工と呼ば れる工芸家たち、国内の文化勲章受章者や重要無形文 化財保持者たちの作品を年4回の企画展を通じて展観 しています。
施設・会場の見どころポイント
http://www.kcm.gr.jp/honjinkinen/
施設・会場の特徴など
国内外で美術館などを多数手がけた黒川紀章の設計。江戸時代の蔵を現代風にアレンジし、円筒形のユニークな形をしている。
代表作
古九谷 色絵鳳凰宝盡図平鉢
17世紀
青手古九谷 柏文大平鉢
17世紀
高麗茶碗色替玉子手
16世紀末~ 17世紀
唐津茶入 銘二王
16世紀末~18世紀前半
古瀬戸芋子茶入 銘鸞
14~16世紀
籬に菊蒔絵硯筥
17世紀
砂張三象花入
1944年
群鳥漆小筥
1965年頃
鉄鎚起獅子置物
19世紀末~1916年
これまでの工芸に関する主なイベント
「仙叟屋敷ならびに玄庵開庵20周年記念特別展『つながる茶の心 仙叟から小松人へ』」(2017年)、「本陣記念美術 館開館25周年記念展『本陣コレクションの魅力 工芸の 美・技・粋』」(2016年)、「特別展『魅惑の赤、きらめく金彩、加賀赤絵展』」(2013年)、「生誕100年『二代浅蔵五十吉展―色と造形、深い風合いを求めて―』」(2012年)、 「白寿記念特別展『北出塔次郎の色絵世界 富本憲吉の系譜』」(2003年)、「特別展『隅谷正峯一門展』」(1995年)