(公財)宗桂会は、加賀象嵌という伝統金工技法の継承発展を図ることを目的として、日機装株式会社の創業者・音桂二郎によって平成5年に設立されました。音桂二郎は加賀象嵌の名門、山川孝次家の系譜にあって、戦後いち早くハイテク産業を興した技術者として、自らのものづくりの原点と矜持を精緻な加賀象嵌の技に見出していました。
財団発足以来、加賀象嵌技法の後継者育成、金工技術の発展普及のため、数々の啓発事業などを進めています。
施設・会場の特徴など
宗桂会館では、金沢の伝統工芸・加賀象嵌の名工である山川孝次家の作品を中心に、鐙、刀装具、花器などを展示し、加賀象嵌の制作工程を紹介しています。また、敷地内にある日機装(株)製品の展示もあります。
代表作
これまでの工芸に関する主なイベント
「加賀象嵌秀作展」(東京銀座ミキモトホール・1995年)、「『加賀象嵌の魅力を伝えたい』―その重厚な技と美と―」(料亭つば甚・2008年)、「月浦工房開所1周年記念展」(21世紀美術館 茶室・2009年)「加賀象嵌の小宇宙」(しいのき迎賓館・2010年)、「Decoration〜加賀象嵌の軌跡・受継がれる技〜」(石川県立伝統産業工芸館・2016年)