石川県輪島漆芸美術館は、全国で初めて漆芸専門美術館として1991(平成3)年に開館。輪島塗をはじめ、国内やアジアの各地域で生産された漆器、日本の工芸史を代表する作家が制作した漆芸美術品を数多く収蔵し、常設展「輪島塗の歴史と文化」ならびに、漆工芸にまつわる多彩なテーマをとりあげた企画展を開催しています。展覧会や普及活動を通じて、日本人の基層文化である漆工芸の歴史と魅力の発信に努めています。
施設・会場の見どころポイント
伝統的な木製漆器で国内一の生産を誇る輪島。当地を象徴する施設として、常時全室で漆芸品を展示しています。漆にまつわる多様なテーマの企画展のほか、輪島塗の歴史と文化をご紹介し、漆の豊かな表現力や漆芸の可能性を発信しています。
施設・会場の特徴など
外観は正倉院の校倉造をイメージした特徴的なデザインとなっています。漆器の製作工程や漆芸作品の作品世界を紹介するビデオ鑑賞コーナーや、漆芸・美術関連図書の閲覧コーナーも充実しています。
代表作
これまでの工芸に関する主なイベント
「重要文化財<輪島塗>の世界」(2016年)、「ミャンマーの漆芸―祈りのかたち、暮らしのうつわ―」(2016年)、開館25周年記念特別展「漆椀の世界―時代椀と輪島塗椀―」(2016年)、「漆芸の未来を拓く―生新の時―」(毎年開催)、「夏休みチャレンジ教室 僕も私もうるし博士になろう!」(2017年)