350年の歴史をもつ大樋焼はろくろを一切使わず手で捻り、飴釉を特徴としています。美術館では、初代長左衛門から現代までの大樋焼作品、加賀藩に縁の深い茶道具類を展示。常設展示を行う3つの展示室を持ち、第1室では、初代長左衛門と裏千家四世仙叟宗室の作品を、第2室では、大樋焼歴代の作品を、第3室では、大樋家と関わった文化人や芸術家などの作品や資料を公開しています。
施設・会場の特徴など
武家屋敷である大樋家邸内には、建築家・隈研吾氏設計のギャラリーがあります。また、大樋美術館外壁の十代大樋長左衛門(陶冶斎)作陶壁と、東京藝術大学同窓だった草月流前家元 勅使河原宏氏設計による前庭「風庭」があり、洗練された雰囲気を一層演出しています。
代表作
これまでの工芸に関する主なイベント
「草月流家元勅使河原宏 竹のアプローチ展」(1995年)、「勅使河原宏 加山又造 大樋長左衛門 三人展」(2000年)、「初代大樋長左衛門没後300年記念-初代大樋長左衛門展-」(2011年)、「日本の茶盌「流れ展」」(2014年)、「大樋焼開窯350年記念初代〜11代歴代長左衛門の茶盌展」(2016年)