工芸のあらゆる分野で起こっている素材と道具の危機に対して、「実際の手当て」をさぐるプロジェクト。これまでさまざまな自治体、関係機関、組合などがこの問題に真剣に向き合い、実態の調査を行ってきました。しかし予算の年度の問題、行政単位・業界ごとによるなどの壁や、需要自体の低下があり、努力が実を結びにくくなっています。日本全体で、しかも業界を越えることで、現代ならではの手法で、採算がとれる無理のない、生産及び供給ができる持続可能なエコシステムをどのように構築していくかを考えていくプロジェクトです。今年度は、「塗るもの」(膠、漆、筆、ベンガラなど)をテーマにします。現在の問題と「より上質なもの」をワークショップを通じて理解いただき、その後に問題点やこれからの仕組みを考えていきます。
申込方法 | 要事前登録 |
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入場料 | 無料 |
パネリスト | 青木芳昭[京都造形芸術大学教授] 近藤都代子[文化庁文化財部伝統文化課主任調査官] 佐藤敬二[京都精華大学教授] 坂井基樹[坂井編集企画事務所] 塩瀬隆之[京都大学総合博物館准教授] |
お問い合わせ | 京都造形芸術大学 TEL:075-791-9122 |
共催 | 京都府、COJ |