歴史と響くラジエータ

「こんなものが室内に欲しかった。」協働製作者募集

ピーエスは1970 年代からスイスの技術導入をし、暖房用ラジエータを日本で製造してきました。1990 年代にはモンスーン日本の大きな夏の冷房ニーズに受けて立ち、世界で初めて「夏のラジエータ」を開発、住宅からオフィス、学校などの公共施設まで好評を博しています。 次のステージを狙っています。
日本の気候風土にさらに踏み込んだラジエータを作りたいと思っています。このデザインプロセスに参加していただけるアーティスト、デザイナー、職人を募集します。

ラジエータとは=
放射と自然対流の力で、暖房もしくは冷暖房を行う機器のこと。熱源は、電気、ヒートポンプ、井戸水など様々。

衣替えする春夏秋冬ラジエータ

実際の製造 カバー制作=応募するつくり手
価格帯 基本ラジエータ本体価格+カバー価格
協働をイメージする方 染織工芸家・テキスタイルデザイナー・学生etc.
公募内容 夏、冬向け どちらかか両方の 作品制作(空気は通るが視線は通らないもの)
フィー 作品制作費

PS

協働をイメージする方

染織工芸家・テキスタイルデザイナー・学生 etc.

12月5日(土)公募説明会について

公募説明会において、より具体的なイメージをお知らせします。公募説明会に参加される場合は、当日は休館日ですので、事前の参加申し込みを必ずお願いいたします。

京都国立博物館・平成知新館にて、12月5日(土)
11時~12時 講堂にて、募集者が趣旨と概要説明を行います(対象:WEB で参加申込みのあった方)
13時~14時 グランドロビー各ブースにて 15分刻み・グループで質疑応答(対象:〃)
14時~16 時 各ブースにて、個別打合せを行います。(対象:事前に応募書類をいただいた方のみ)

なお、当日は京博特別講座「愛しむ工藝・誂えの歴史」と題した講演会が13時半~15時開催されています。
そちらは別のお申し込みが必要になりますのでご注意ください。

ピーエス(PS)とは

企業理念

日本には豊かな自然があります。ピーエス(PS) は日本各地の気候風土にあった快適を探求し続けている企業です。私たちの夢は、『自然+PS』の理念のもと、ユーザーと共に快適をつくること。そのための要素として、ラジエータ(除湿型放射冷暖房、放射暖房など)や、産業用加湿器などを開発しています。
「こんなものが欲しかった。」と言っていただける提案をし続ける開発型企業ピーエスが大切にしてきたことは、使い手の目線でつくりながら考えること。常にオーダーメイドの発想であらゆる現場の快適を探求してきました。1992年に竣工したPS IDIC も探求のひとつです。除湿型放射冷暖房の開発を期に、岩手県八幡平市鬼清水の気候風土のなかで働く快適さを探求した工場兼ショールームをつくりました。その16年後にあたる2008年、JIA 環境建築賞「最優秀賞」を頂きました。また近年、CASBEE(建築物総合環境性能評価システム)では最高S ランクであることが示され、環境問題への関心が高まるずっと以前からサステナブルな空間が実現していたことが証明されました。

このような弊社の歴史は、1960年創業、産業用加湿器の開発に始まりました。当時、周囲からよく言われた言葉は「高温多湿な日本で、なぜ加湿器を?」でしたが、高度経済成長期に繊維や印刷、食品等の工場で、静電気トラブルなどが起きていたところに、湿度の必要性を訴え掛けたのです。現在では、湿度の価値が認知されるようになり、精密機器の工場、病院や福祉施設、美術館など様々な商業分野でピーエスの加湿器が活躍しています。

※加湿器、放射冷暖房 導入先一部 下部参照。

1970年より製造を開始した暖房用ラジエータは、その省エネ性が注目され1972年の札幌冬季オリンピックで運営本部から選手村にまでご採用いただきました。1992年には世界に先駆け、「除湿型」の「冷」暖房用ラジエータを開発しリリースしました。長く厳しい夏がある日本の気候風土のためのものです。これらのラジエータは、吹き抜け空間や、歴史的建造物のリノベーション、図書館、美術館、音楽ホールなどで愛されています。

このようにピーエスは、湿度と温度の専門企業として、自然豊かな日本の快適を探求し続けています。

※加湿器、放射冷暖房 導入先一部

  • 安曇野ちひろ美術館
  • ちひろ美術館・東京
  • 出光美術館(東京・丸の内)
  • 出光美術館(門司)
  • 信州小布施 北斎館
  • MIHO MUSEUM
  • MOA美術館
  • NHK放送博物館
  • あさご芸術の森美術館
  • アサヒビール大山崎山荘美術館
  • アトリオンビル
  • ハラ・ミュージアムアーク
  • ブリヂストン美術館
  • ミウラート・ヴィレッジ
  • 星の降る里百年記念館
  • 滋賀県立安土城考古博物館
  • 安野光雄美術館
  • 伊能忠敬記念館
  • 台東区立一葉記念館
  • 曳山博物館
  • 河口湖UKAI オルゴールの森美術館
  • 丸亀市猪熊弥一郎現代美術館
  • 岩崎美術館
  • 吉田東伍記念博物館
  • 町立久万美術館
  • 小松市立宮本三郎美術館
  • 近世史料館
  • 金沢近代文学館
  • 金沢市立安江金箔工芸館
  • 金沢湯涌創作の森
  • 金沢能楽美術館
  • 栗東歴史民俗博物館
  • 畦地梅太郎記念美術館
  • 五島美術館
  • 広島平和記念資料館東館
  • 荒神谷博物館
  • 香月泰男美術館
  • 香雪美術館
  • 太田市立高山彦九郎記念館
  • 佐川美術館
  • 佐藤忠良記念子どもアトリエ
  • 佐藤美術館
  • 最上義光歴史館
  • 坂の上の雲ミュージアム
  • 北海道立三岸好太郎美術館
  • 三渓記念館
  • 山種美術館
  • 車屋美術館
  • 出光美術館
  • 渋谷区立松濤美術館
  • 湘南江の島 片岡鶴太郎美術館
  • 清荒神清澄寺 史料館
  • 西田美術館
  • 石橋美術館
  • 益田市立雪舟の郷記念館
  • DIC 川村記念美術館
  • 大三島美術館
  • 大山崎山荘美術館
  • 所沢市立埋蔵文化財調査センター
  • 竹久夢二伊香保記念館
  • 中近東文化センター
  • 中原中也記念館
  • 中川美術館
  • 長島美術館
  • 鏑木清方記念美術館
  • 東京ステーションギャラリー
  • 東山魁夷せとうち美術館
  • 東北歴史博物館
  • 徳島城博物館
  • 敦井美術館
  • 二階堂美術館
  • 日本現代詩歌文学館
  • 日本美術院
  • 日本民藝館
  • 白鶴美術館
  • 箱根ガラスの森美術館
  • 兵庫陶芸美術館
  • 平山郁夫シルクロード美術館
  • 北村美術館
  • 牧口記念館
  • 明治神宮収蔵庫
  • 弥生美術館
  • 立山カルデラ砂防博物館
  • 立佞武多の館
  • 輪島漆芸美術館
  • 武蔵野市立吉祥寺美術館
  • 熊本県立美術館
  • 愛荘町立歴史文化博物館
  • みやざき歴史文化館
  • 愛媛県歴史文化博物館
  • 芦屋市立美術博物館
  • 宮内庁三の丸尚蔵館
  • 京都国立近代美術館
  • 群馬県立自然史博物館
  • 香川県歴史博物館
  • 高崎市タワー美術館
  • 高松市美術館
  • 高鍋町美術館
  • 国立歴史民族博物館
  • 黒部市美術館
  • 今治市河野美術館
  • 山口県立萩美術館
  • 滋賀県立近代美術館
  • 鹿児島市立美術館
  • 新潟市美術館
  • 秋田県立美術館
  • 田川市美術館
  • 登米市歴史博物館
  • 都城市立美術館
  • 島根県立古代出雲歴史博物館
  • 東京国立博物館
  • 国立西洋美術館
  • 東京都国立近代美術館
  • 東京都写真美術館
  • 東京都美術館
  • 米子市美術館
  • 別府市美術館
  • 青森市民美術展示館
  • 静岡市美術館
  • 北海道立旭川美術館
  • 北海道立文学館
  • 埼玉県立近代美術館
  • 埼玉県立歴史と民俗の博物館
  • 静岡市東海道広重美術館
  • 静岡市美術館
  • 小坂町総合博物館・郷土館
  • 小松市立宮本三郎美術館
  • 小松市立本陣記念美術館
  • 札幌市博物館活動センター
  • 仙台市博物館
  • 秋田市立千秋美術館
  • 千葉県立関宿城博物館
  • アーツ前橋
  • 足立区立郷土博物館
  • 大田区立龍子記念館
  • 大分県立美術館
  • 大分県立歴史博物館
  • 石川県金沢港大野からくり記念館
  • 石川県立歴史博物館
  • 西宮市大谷記念美術館
  • 神奈川県立歴史博物館
  • 石見銀山世界遺産センター
  • 府中市郷土の森博物館
  • 福井市立郷土歴史博物館
  • 福井市美術館
  • 栃木県立美術館
  • 宇都宮美術館
  • 八雲町郷土資料館
  • 八王子市夢美術館
  • 八幡市立松花堂庭園・美術館
  • 板橋区立美術館
  • 函館市縄文文化交流センター
  • 日立市立郷土博物館
  • 萩博物館
  • 白山市立博物館
  • 平塚市美術館
  • 登米市歴史博物館
  • 奈良県立美術館
  • 国立新美術館
  • 北海道立函館美術館
  • 苫小牧市美術館
  • 上野の森美術館
  • 長浜城歴史博物館
  • ベルナール・ビュフェ美術館
  • 上原仏教美術館
  • 池田20世紀美術館
  • 齋藤茂吉記念館
  • 車屋美術館
  • (順不同)

応募方法

2015年11月20日(金) 郵送による応募エントリー受付開始
2015年12月25日(金) 受付終了

※本応募要綱の最終ページにある応募書類2枚にご記入いただき、写真添付のうえ、過去制作された作品がわかる資料と共にご郵送ください。なお、お送り頂いた書類は返送いたしません。ご了承下さい。

書類送付先:一般社団法人ザ・クリエイション・オブ・ジャパン「つくる・京博係」
〒104-0061 東京都中央区銀座5-3-12 壹番館ビル3階 tel.03-3573-3339

公募説明会の申込みについて:付記事項

12月5日(土) 京都国立博物館・つくるフォーラム公募説明会における、個別打合せを必要とされない方は、21世紀鷹峯フォーラム http://takagamine.jp 上に設置された、簡易な内容の「参加申込フォーム」にてご参加いただくことができます。

(10時~公募者による概要説明、13時~質疑応答のみ参加できます)

11月30日(月)までに郵送、ファックスもしくはメールにて応募フォームをお送りくださった方には、事前に「つくり手参加証」をお送りいたします。
各ブースでの個別打合せを14時―16時の間に順次セッティングすることが出来、かつ、ほかの募集ブースへの打合せ申込も可能です。打合せの時間につきましては、当日受付で対応致しますので、お待たせすることがありますこと何卒ご了承ください。
なお、事前にお送り頂いた応募書類につきましては、公募説明会後、締切前に内容を差し替えることは自由です。
第一次書類選考は1月上旬に開催いたします。

実施スケジュール

11月20日 説明会参加申込+応募フォーム オープン 受付開始
12月5日 【公募説明会 at 京博】開催―募集者による内容説明と、個別打合せ(京都国立博物館 平成知新館)
12月25日 応募フォーム 郵送締切 受付終了
1月前半 【第一次書類審査】 応募フォームよる審査
募集窓口となる繋ぎ手、総括アドバイザー川越仁恵氏、 外部審査員を迎え、10人の工芸有識者による選考を行います。
1月15日 選考後、第二次審査に進む方には、ご連絡いたします
2月下旬 【第二次審査】 詳細エスキスと参考作品による審査 (選考は COJ+ピーエスつくるチーム) 採用者にはご連絡いたします。
3月~10月 可能な採用プランから製品開発を協働
12月―1月 21世紀鷹峯フォーラム・東京にて採用作品の制作の流れを紹介。ここでの展示を時限的目標に製作

お申し込み・お問い合わせフォーム

会場

京都国立博物館

平成知新館 講堂 + グランドロビー

〒605-0931 京都府京都市東山区茶屋町527